『 1月11日・月曜日 飲んだものと食べたもの 』
大雪のフランス・・・その雪の降る病院で
1月11日、エリック・ロメールが亡くなった。
89歳だった。
もうそれなりの年齢だから、仕方が無いと言えばそうなのだが。
自分の年齢を省みて、そういう事なのだと想ってみるも、
フランスが好きになったきっかけが、ひとつひとつ消えて行くのは、
とても淋しいことだ。
でもその人の作ったものも香りも、ずっと消える事無く、
深く深く刻まれているのだから。
ブログでも幾度か文章の中に登場したエリック・ロメールの映画 「 満月の夜 」
パスカル・オジェもロメールももういないけれど、
いつまでも大好きな想い出の作品だ。
もちろんそれ以外の作品ひとつひとつが、
10代、20代、30代・・・そして今40代と、その時々の自分を彷彿させるものであり、
どれもこれも大好きな映画だ。
この日の夜は、そんな事とは露知らず、
たまたま飲んだのが、大好きなオジェさんのこのワインだった・・・
『 Poussiere de Lune 2006:Domaine de Maisons Brelees 』
ロワールなので、シェーブルと・・・
あとは、断崖絶壁のパン屋さんの美味しいパン
それで充分
そしてLUのビスケット・・・これが恐ろしくて止まらないのだけれど
ロメールの訃報は家人がすぐに教えてくれた
その時はもう高齢だしね・・・と何だかピンとこなかったのだけれど
その後、想い起こして見ると感慨深く
私のフランスの教科書であり
フランス語の教科書でもあった
そんなエリック・ロメールの映画
観返そう
まずは、
「六つの教訓的物語」シリーズ
「喜劇とことわざ」シリーズ
「四季の物語」シリーズ
この辺りからかしらね・・・・
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