待望の初来日!スペイン国立ダンスカンパニー「ナチョ・ドゥアト バッハへのオマージュ」<日本初演>~マルティプリシティ・静けさと虚ろさのかたち~。プロローグのグレングールドのゴルドベルグ変奏曲から始まり…その世界にすっかり引き込まれてしまいました。パンフレットにも書かれている通り、クラシックバレエの美しさ、コンテンポラリーダンスの面白さ、バッハの音楽の魅力が三位一体となった素晴らしい作品でした。ハッとするような新しいものは清清しい心地良さを感じます。もちろん、今日は大好きなグレングールドのバッハを聞きながらの家ごはんです。
ワインは2003年よりすべて「ビオディナミ」になった「ラルロ」の「コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ"クロ・デ・シャポー2003」です。このドメーヌ、本当凄~い久しぶり(数年ぶり)に飲みました。記憶の片隅には“色が物凄く薄く、少し青(茎)っぽい感じ”だったのですが、今回のワインは猛暑の2003年の特徴なのか、思いのほか色はしっかりと赤く、飲み始めは香りも味わいも果実が感じられました。しかも、旨み成分もしっかり感じられたのはビオワインの特徴なのでしょうか?
途中からはカカオの味わいが口の中を支配する変化があり、一緒に食べた鴨肉の味わいを一層深いものにしてくれました。クラスがクラスなだけに雑味(苦味)を、かすかに感じましたが最後までダレル事無く、価格以上のポテンシャルを示してくれたと思います。満足度充分です。最近、ブルゴーニュでは世代交代を感じさせるような若くて新しいスターが次々と誕生しています。このラルロでも栽培・醸造の中心がドメーヌの基礎を築いたジャン・ピエール・ドスメから若干33歳のオリヴィエ・ルリッシュに替わっています。ワイン界に限らず新しいスターの半分位はマスコミが無責任に作り上げ、実力が伴わず凋落して行く事は良くある事ですが、細身でインテリ風な彼が、これからどのようなワインを作り続けるのか期待・興味を持たせてくれる今日の1本でした。
フランス鴨ソテー。お塩だけなのになんて美味しいのでしょう!!皮から弱火でじっくり焼き、ひっくり返して約2分、アルミホイルで包んで馴染ませる。レアレア綺麗なロゼ色の美味しい鴨のソテーです。一年に一度のお楽しみのレストランで食べるジビエの鴨は柔らかくて濃厚で、至福のひとときです。また美味しいお蕎麦屋さんの鴨南蛮もまた美味しい。
その中でも、あるお蕎麦屋さんで食べた鴨とクレソンのお蕎麦は美味しかった!それからは、家で食べる年越し蕎麦は鴨クレソン蕎麦です。ワインと鴨は文句無しに幸せなごはんになります。
phyto bar あんなフランス、こんなフランス。