日曜日のワインに選択したのはラングドックルーションの「ル ブ デュ モンド コート デュ ルーション ヴィラージュ“タンタン”2005」でした。フランス旅行中、必ずどこのワインショップでも見かけ楽しみにしていたこのワイン・・・開けた瞬間コルクの感じが少し怪しく心配だったのですが・・・。
一口飲んだ時点ではビミョー~!・・・一生懸命スワリングしてもう一口。うーん、もっと微妙。料理を食べながらグラス一杯目が終わるまで何度もスワリングして最後にもう一口・・・・・でも、やっぱりダメ。ダメージワインでバランスバラバラ状態でした。残念・・・。ワインには避けられない問題なのでしょうが、こんな時は本当切ない気持ちになってしまいます。
せっかくの日曜日の晩餐ですから、このままでは終われません。すぐにセラーから取り出したのは同じくラングドックルーション「ジャン・バプティスト・セナ:VdP レ・アルペット2003」です。メルロー主体で樹齢100年のカリニャンからできているこのワインははっきりと甘味が感じられ、グラスから香り立つ匂いは、はっきりと乳酸の発酵臭がしました。同じメルローですが、サンテミリオンとは違う感じの甘味でどちらかと言うとスペインワインのような太陽光を沢山浴びた自然で健康的な甘味を感じるワインでした。
アントレはエイヒレのから揚げ。にんにくとほんの少しのお醤油でマリネした後、オリーヴオイルでカラッと2度揚げ。軟骨の歯ごたえと身のふっくら感が美味しい~!シンプルにレモンとお塩で頂きました。付け合せにいつものタプナードごはん。O&COのタプナードはおすすめ!有名シェフ(アラン・パッサール、エリック・フレションなど…)のシリーズがあり食べ比べると楽しい。いろいろ食べたけれどはずれた事なし。
今日使用したのはBKオリーヴとからすみのタプナード。これをお正月にお友達の蒲鉾屋さんの蒸し蒲鉾に乗せて食べたらまた美味でした!からすみの美味しさは世界共通ですね。メインはラムのTボーンステーキ。羊は美味し過ぎます。脂身も美味し過ぎます。以前パリの郊外のお肉屋さん経営のクスクス屋さんに行った事があるのですが、そこの羊の美味しさといったらこの上なかった~!!メルゲーズも美味しい~!2人でクスクスとタジンをたいらげ、デザートとミントティーもしっかり頂き…だってあまりに美味しかったんですもの!!(フランスでクスクスを食べた事のある方なら、お判りだと…あの半端ではない量を…)その時のお話はまた次の機会に。今日のワインに羊はピッタリ。トルコ料理にも良さそう~。それは乳酸の発酵臭がするからなのか…。ヨーグルトの美味しい匂い。
あんなフランス、こんなフランス。
(先日友達から届いた手紙に貼られていた切手。これまた可愛すぎる羊。)
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